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Yuri.OのCinema+Balance シネバラ

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映画「ユリゴコロ」

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映画「ユリゴコロ」を観てきました。





【あらすじ】

人殺しの私を、愛してくれる人がいた。「あなたの優しさには、容赦がありませんでした。」物語は、一冊の告白文から始まるー。ある家族。一人息子の亮介(松坂桃李)が実家で見つけた一冊のノート。そのノートは、人を殺め続ける何者かの、すべてが一人称で書かれた告白文であった。主人公は、美紗子と名乗る女(吉高由里子)。人が生きていくために必要な“拠りどころ”、彼女のそれは“人間の死”であった。殺人という行為から逃れる術を持たずに絶望の日々を送る中、洋介(松山ケンイチ)という男と運命的な出会いを果たすのだが―。過去と現代が交錯し、ノートに記された真相に迫っていく亮介。数々の疑念の先に突きつけられるのは、あまりに切ない驚愕の真実だった―。夫婦とは。家族とは。人を愛するとは。一冊のノートに記された禁断の真実が、あなたの心につきささる。

主演は吉高由里子
共演は松山ケンイチ、松坂桃李、清原果那、清野菜名、木村多江など。

いやー、観終わった後は大丈夫かと思ったのですが、
後から後からボディーブローのようにジワジワ効いてくる作品です。
映画館出て電車に乗って10駅弱で地元の駅まで帰って、
駅で泣きそうになったので自動販売機の影に隠れて気持ちを収めて、
今、観終わって4時間経って家に帰宅してますが、
主題歌Rihwaの「ミチシルベ」を聞いて、今度こそ涙が零れました。

美紗子と洋介のラブシーンが頭から離れない。

喜びと絶望を知ったあのシーンが何度も何度も頭の中を駆け巡る。
吉高ちゃんと松山ケンイチにヤラれました。
二人は普段、おちゃらけでひょうきんな方々ですが、やっぱり凄い役者さんですね!
シリアスな演技ほど上手い。

美紗子の中学時代を演じた清原果那ちゃんと木村多江さんも良かった。
松坂くんは苦手なのですが、今回は真面目な松坂くん本人に近い役柄だったので、
思ったより良くて。皆さんすごく良かったです。

ちょうど村田紗耶香さんの「殺人出産」という本を読んだばかりで、
世界観が似ているので併せて読まれることをお薦めします。
その中で、無差別殺人者のヒロインが「私にとって優しい世界は、誰かにとって残酷な世界。」
という台詞があるのですが、本作の場合、普通に生きている人たちにとって優しいこの世界は、
美紗子にとっては拠りどころである殺人ができない、
殺人者は愛することすら許されない残酷な世界なわけです。

洋介と出会うまで、殺人を拠りどころに何んとか生きていて、
洋介に触れられて初めて「喜び」という感情を知って、
でも同時に絶望も知って、そこからはもう切なくて切なくて。

原作と設定を大幅に変えているのは、エモーショナルな部分と驚きのトリックを
カットしてしまった形になっているので、変えない方が好みでした。

熊澤尚人監督は好きな映画監督ですが、なぜ変えてしまったのだろう??ややこしいから??

殺人のシーンがとても生々しいのでPG12ではなくR15くらいに引き上げた方が良いと感じました。

大人の私でさえ、引きずられそうになっているのに(>_<)

主題歌を歌っているRihwaの「ミチシルベ」のMVが、
美紗子の中学時代にスポットをあてたアナザーストーリー仕立てになっているので、
併せてご覧になってみてください。





沼田まほかるさんの映画は来月にも
映画「彼女がその名を知らない鳥たち」が公開されます。
どちらもミステリー仕立てだけれど、まぎれもない究極の愛の物語。
ずぶずぶハマって抜け出せなくなっちゃってください。

Yuri.O

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