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Yuri.OのCinema+Balance シネバラ

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映画「散歩する侵略者」。

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映画「散歩する侵略者」を観てきました。






【あらすじ】

世界は終わるのかもしれない。それでも、一緒に生きたい。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・真治(松田龍平)は会社を辞め、毎日散歩に出かけていく。一体何をしているのか・・・?その頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中、天野(高杉真宙)という謎の若者に出会い、二人は事件の鍵を握る女子高生・立花あきら(恒松祐里)の行方を探し始める。やがて町は静かに不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」真治から衝撃の告白を受ける鳴海。当たり前の日常は、ある日突然終わりを告げる。<家族><仕事><所有><自分>彼らは私たちの大切な<概念>を奪っていく。信じられないことが起こる今の時代に届ける、切ない愛の物語。

主演は長澤まさみ、松田龍平
共演は長谷川博己、高杉真宙、恒松佑里など。
監督は黒沢清です。

劇団イキウメの舞台を映画化
劇団イキウメの舞台自体は観たことがないのですが、
同じく映画化された映画「太陽」が発想自体面白かったので、本作も楽しみにしていました。

人間から「概念」を集めて地球侵略を企む侵略者。
「概念」は人間が明確に頭にイメージしたものでないと奪えない。
奪われた側はその「概念」がなくなり、何らかの不具合が生じる。

「概念」という人によって十人十色なものをテーマにしているところが面白いです。

鳴海の「愛なんて概念誰もわからないよ。」というのもまた真理。
でも、鳴海は愛でいっぱいの愛で出来た人だったんですね。
愛する人の愛を奪わないと愛を知ることができないなんて切なすぎます。

黒沢さんの静かでどこか切ない大人の作風が好きです。

松田龍平さんはまさに適役。
変な動きとか無表情で表情筋が動いてないのに、
目の奥の色だけで感情を表現できる役者さんって凄いことだと思います。

長澤まさみさんもやはり映画「モテキ」以降、着実にステップアップを重ねていって、
今回は女性らしい鳴海という役でしたが、
とても感情移入できるエモーショナルな演技で素晴らしかったです。

高杉真宙くんも今確実にキテますよね。
「ファブリーズ」の時はこんなに美少年だって気付かなかった。
映画「トリガール」でも素敵ですし、
彼の綺麗な顔立ちは大きなスクリーンの映画向きなのかも知れませんね。

ラストは車の影で鳴海を守ろうとするシーンでバッサリ切ってしまっても良かったのではないかな。
その後を描くことで答えを出してしまっているし、間延びしている印象になってしまっていると感じました。

幼稚園児たちが「皆友だち、仲良し」という概念を植え付けられ、
激しいいじめには発展しないように、「敵」「ウザい」「排他」といった概念を人間からなくしたら、
果たして平和は訪れるのだろうか?と、
なんか人間について考え、切ない生き物だなぁと感傷に浸ってしまう作品です。

Yuri.O
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